臨月の記録その1

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ryoo14

昨日、奥さんが出産のため入院することになった。

突然のことで吃驚してしまったのもあってバタバタしてしまったけど、後で思い出せるように日記に書いておこうと思う。
6/15(月)から16(火)途中までの記録。現在進行形で入院中なので、祈りをこめつつ。

頭痛

1:30

妊娠中期頃から腰痛とか夜眠れなかったりしたこともあったけど、正期産に入ってからそれがより顕著になっていた。
特に腰痛と浮腫が酷くて日中もぐったりしていることが多かったのだけど、この日の夜は外の気温も高くて暑く、エアコンの除湿をかけていたけど、寝苦しくて目を覚ましたらしい。
僕自身はそこまで暑くなかったけど、確かに奥さんの肌は汗ばんでいた。室温下げようか?と聞いたけど、お布団かぶらなければ大丈夫だと言うので、そのままにしておいた。「頭が痛い気がする」という言葉が少し気になったけど、お手洗いから帰ってきてすぐに横になって寝ようとしていたので、そこまで気にしなかった。

3:30

「やっぱり頭が痛くて眠れない」と言って奥さんが再び起きたのがこの時間だった。
眠れないほどの頭痛は怖いなとグーグル先生に質問してみると、妊婦にはよくある症状の1つで、原因としては「ホルモンバランスの乱れ」と「妊娠高血圧症候群」が挙げられるそうだ。
「妊娠高血圧症候群」はこれまでも調べたことがあって、ぼんやりとだけどあまり良くない状態だという記憶もあった。特に奥さんは浮腫が酷かったので、もしかしてこれかも?とかなり心配になった。 前の週の妊婦健診ではそうと診断されるほどではなかったけど、少しだけ血圧が高かったのもあって、病院に連絡したほうがいいと考えたけど、もう少し様子をみることにした。

4:30-7:00

このあたりの時間帯は途中で寝てしまったのでうろ覚えなんだけど、頭痛が收まる気配が全然なくて、奥さんはずっと起きていた。
5:30頃にはどうやら寝そべっているよりも座っているほうが楽になるようで、ソファに移動して安静にしていた。
7:00頃にいよいよ心配になって、病院が開く9:00まで我慢しようかという話もしていたけど、もう電話しようと言って産婦人科に電話した。助産師さんが受けてくれたようで、症状を医者の先生に伝えてくれた。先生曰く、「バファリンを飲んで、あるなら熱冷シートをつけて30分安静にして、それでもおさまらないならもう一度電話して。その時は入院グッズを持ってすぐ病院に来てもらうことになると思う」とのことだった。
入院という言葉に動揺したけど、言われた通りにバファリンを飲み熱冷シートをつけて安静にした。義母に状況を連絡したのもこのタイミングだった。どうやら頭痛が陣痛に聞こえたらしく、妙にテンションが高かった。

入院が選択肢に入っていることに少し動転してしまったのもあったんだけど、バファリンは妊婦の禁忌薬扱いになっていて、含まれている成分が胎児に悪影響を及ぼすそうだ。その点をちゃんと確認せずに飲ませてしまったことを後悔している。
どんな薬でも使用上の注意は読んでから飲みたい。

7:30-8:30

安静にしたけど頭痛はおさまらなかったので、もう一度病院に電話した。
詳しく検査してみないとはっきりとはわからないけど、妊娠 高血圧症候群の可能性もあるので、入院の準備をして9:00頃に病院に来てくださいとのことだった。 着替えとか準備しているとすぐに出発の時間になったので、既に準備してあった陣痛バッグと入院バッグを持って病院に出発した。
徒歩圏内に病院はあるので歩くことにしたけど、タクシーが捕まるなら捕まえようと話していた。 歩いていると頭痛おさまってきたかも?と奥さんが言ったけど、今おさまっているだけかもしれないから、それも含めて病院で先生に話そうといって病院まで行った。

診察と転院

9:00-10:30

病院につくとすぐに助産師さんが来てくれて、奥さんを部屋まで案内してくれた。コロナの関係で隔離ゾーンにはおいそれと入れないので、僕は待合室でしばらく待機することになった。
待合室は新生児室と隣り合っていて、赤ちゃんたちの元気な泣き声が響いていた。赤ちゃんの泣き声をしっかり聞く場面なんて電車くらいしかないから新鮮で、新生児だからというのもあるのか、耳に心地いい泣き声だなと思った。

しばらくすると僕も入っていい許可が出たので案内されるままついていくと、LDRという陣痛から回復までずっと同じ部屋で過ごせる特殊な部屋に通された。
病院着に着替えてベッドで横になっている奥さんがいて、ぐったりしているようにみえた。ほぼ寝ていなかったから、先生がくるまで少し寝たら?と言ったけど、横になってから再び頭痛がするようになってきたのと、気持ちが昂って寝れそうにないと言って辛そうだった。

しばらくすると助産師さんが来て、血圧を測ってくれた。一度目測り終えた時に怪訝な顔で「緊張してる?」と聞き、測りなおしていた。あとで聞いたところによると、この時の最高血圧が160mmHgだったらしく、これは重度の妊娠高血圧症候群に分類される数値らしい。測りなおした数値も140mmHgで、これも基準値を超えていたそう。
尿検査用の尿を渡して、またしばらく待機が続いた。

10:30-11:30

しばらく待っていると、同じ助産師さんが先生と看護師さんを連れてきた。
検査結果と入院の詳細について教えてもらえるかなとぼんやり考えていた。
検査結果は、血圧の高さと頭痛、あと尿からほんの少量だけど蛋白が検出されたので、妊娠高血圧症候群で間違いないだろうということだった。
驚いたのはそのあとで、「大きい病院を紹介するので、転院したほうがいい」という、まさかの内容だった。どうやら、病院についてすぐの血圧が高くて、もしものこともあるので、設備の整った大病院で入院しながら対応したほうが安全ということらしい。

朝からほとんど眠れてない奥さんも僕も唖然として聞いていたけど、その後は転院先の病院を決めてもらって、救急車に乗って、あれよあれよと過ぎていった。

誘発分娩

12:00

転院先の病院についてからすぐに検査が始まった。確認のための検査なのと、やっぱり血圧が高いことから、血液検査なんかの結果が出る前に先生2人が来てこれからの流れを説明してくれた。

  • 妊娠高血圧症候群なのでこのまま入院しましょう
  • 赤ちゃんは元気なので心配いりません
  • ただ、この病気の根本治療は出産を終わらせることなので、出産を誘発していきましょう
  • 今日1日はバルーンで、陣痛が始まらないようなら、明日以降促進剤を投与していきます

そのあとは緊急帝王切開の同意書、輸血の同意書にサインしたり、奥さんにバルーン挿入のために部屋の外に出されたりした。
もといた病院はギリギリ1名まで出産立ち会いや面会が許可されていたけど、転院したこの病院は患者以外の入館を全面的に禁止していて、今日帰ってしまうと次に奥さんに会えるのは退院の日だということがわかった。

それから

一通り処置と説明がすみ、奥さんを病室に移すということなので、僕は病院を出ることになった。
一旦家に帰ってモンスターを飲んで無理矢理体を動かして義実家に行き、状況を説明した。

そこからは奥さんとのLINEで状況を聞いたのだけれど、結局この日はバルーンの効果もなく陣痛は起きなかった。翌日から促進剤と併用して誘発分娩を進めていくとのことだった。
翌日というにはつまりこれを書いている今日なんだけれど、お昼前くらいに促進剤の投与を開始して、今はめちゃくちゃお腹が痛くて辛いらしい。
ただ、これが本陣痛につながらないと意味がないらしく、本陣痛がくるまでずっと痛みと戦う必要がある。
頭痛を訴えてから僅か数時間で大きい病院に転院になって、しかも誰にも会えず、体調に不安のある中で1人痛みに耐え続けるなんて、どれだけ不安だろう。

痛みがない時間帯にLINEで状況を教えてくれるけど、ただただ辛そうなのに、僕は家で待つしかなくて、おろおろしてしまう。 ゲームをしていても、いつも後ろでニコニコ見ていてくれた奥さんが今はいなくて、とてもさみしい。

無事帰ってきたら、なんでもしてあげたい。

だから頑張って。